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本読んだー!
21ページ目
童話の短編集。かわいい不条理にときめく。
表題作を読みながら「さびしいってなんだろう?」と考えちゃった。シンプルな物語なのに胸がぎゅうって締め付けられて凄く切ない。
架空のクラシック音楽の曲名がきれいだった。誰かこのタイトルで作曲してほしいとか思っちゃった。久石譲さん・宮川弾さん希望!(笑)
この作品、アマゾンレビュー読んでるのも楽しい。
ぐいぐい読ませる面白いホラーミステリーだった
真相はぶっ飛んでいるけど理屈は通っていてなるほどだからか、となった
ただやっぱりファンタジーな真相なのでどういうことだってばよと思った部分もあり
エドウィン・O・ライシャワー
園弘正雄・訳
アメリカ人の歴史学者から見た日本の在り方が書かれてます。学校で日本人の先生が語る社会科の科目とはまた違った切り口で面白い!ドライな文体もさらっと読みやすい。
日本らしさとして挙げられやすい農業や宗教のことばかりでなく、韓国との関係にも触れているし、スルーされがちな近代〜現代の政治についても語られています。重たい歴史の解説書でなく、新書のような楽しい読み物としてのニュアンスが強くて分厚いわりには気楽に読める。
一般の文庫では読めなかったけど、ネット上で横書きの青空文庫で読んだらスラスラと読みやすくて面白かった。日本三大奇書と言われてるけどそんな風に感じなかった。密度の高いSFミステリーって感じで、壮大な生命の歴史を感じ謎の感動。表紙の絵が怪しさを醸し出してるけど、読み終わるとまた違うイメージになる。そういうことかぁとか思ったり。終わりに伏線回収がドバーッとされて気持ちが良かった。怪しげなイメージがついてるけどそんな怪しいものではなく真っ当な名著でした。
42巻(最終巻)読了。激闘の末のハッピーエンド。おばあちゃんがいい味だしてる。大円団すぎて涙腺がやばい。来年はオリジナル映画やらないのかな。
もっとこう鬱屈としてドロリとした嫉妬や羨望、渇望が描かれているかと思いきや意外に爽やさも感じられた。
文化祭1日目の始まりから終わりまで
時計が重要なファクターを占めるというのを示すためか、細かい視点変更にも時計は使われる
ミニFMで行われる校内ラジオ。DJネガポジの目的とは
高校生だからこその青春感
親鸞になったところで終わった まだ3分の1かー…
主題の宗教と死生観はブレずに描きつつ、意外とアクションあり恋愛もありで楽しめた
深夜0時から2時まで不定期で行われた読書会の話
地味にフォーカスされる題材となる作中作のジャンルが多岐にわたるため、ある意味作者のその読書の幅広さに感嘆する側面もある
そもそもこの作家さん、結構多岐な作品を書かれてるからそういう意味でもらしい作品かもしれない。個人的に好き
男女の高校生が入れ替わり、生活を続けていく。
戻った時の事を考え相手のために努力したり
会えてた人に会えなくなったりとてもリアルだった。
snsの普及によって、手っ取り早く承認欲求を満たせる世の中になった今の時代、自己愛が増殖しやすく、その分他人に依存する姿勢が強くなり、被害者意識をもつようになったといろいろ分析してあった。
自分も一時期いいねに左右されていたから、改めてこの本を読んでsnsとは程よく距離取ることが大事だなと思った。
作者が恐怖を感じる絵画と、それにまつわるエピソードを綴った私小説のような随筆のような、現実と幻想の間にある小説。戦後すぐの仄暗く陰鬱な世界観にどっぷりと浸れる。
いつか私も心の底から怖いと思う絵に出会ってしまうのだろうか。
キャラクターは少々わざとらしいくらい作られた印象があったけど、不吉な予感を感じさせるように背中に眼が現れる現象はシンプルながら怖いし、何故「背の眼」なのかを天狗や浮世絵に絡めたりと内容は読みごたえがあって面白かった。
は何なのか。と思って図書館で借りた本「ウィリアム・モリス クラシカルで美しいパターンとデザイン」
まず美麗な装丁を角度変えて眺める。
一人のデザイナーに関わる人々の関係図と濃ゆい内容とデザインパターンの解説。情報の海に溺れる。
ミレーの略奪愛?らしき情報だと旦那さんの肖像画残ってる。いいんかい!
モリス家の二人の娘や直弟子のような継承者の話。とにかくデザインなんてよく知らなくても濃ゆい内容に読み終わった後に満足な溜息が出る。
ネタバレしたくないから詳細は言えないけどすごく面白かった
方舟とは違うベクトルで記憶を消してまた読みたい一冊
映画や漫画では出来ない裏切り方をしてくれるから小説って楽しいんだよね。こんなに気持ちよく裏切ってもらえるのは嬉しい
「君を守ろうとする猫の話」
本を読み続けて生きてきた私の心は震えました。
でももし子どもの頃に出会えていたなら…!
小学生高学年ぐらいの私で初読
そのあと新しい本をたくさんたくさん開いても
折々でまた読み返したことでしょう
この本たちに寄り添われながら大人になってみたかった
というわけでブックサンタはこれらに決めました
どこかの子どもの寄辺になったらいいな
本のご加護がありますように
「夜果つるところ」が「鈍色幻視行」の作中作とは知らずに何となく手に取って読んだ。詳しいわけじゃないけどこういう系統も書くんだなと思ったら架空の奥付があって、作中作と知ってなるほどと納得。
そのおかげか後に読んだ「鈍色幻視行」に登場する人物たち(何度も映像化が頓挫し、呪われた作品と呼ばれる「夜果つるところ」についてファン、あるいは映像化に携わった関係者が船上で語り合う)の考察や深読みもその場で眺めているような気分で読めた。