出川先生！
なぜこんなところに！？

よっておいでみておいで

ヤバイよヤバイよ

「大変だ！」
陳さんが台所にやってきて、はんぺんを奪いって逃げた！追いかけなきゃ！

はんぺんだった

ただラーメンにカレーを入れても面白くない。俺は俺の道を行かせてもらう！俺はある具材を手にとった。それは……

いざキッチンに立ち、よしやるかと気合を入れる。
今日は俺が食事当番なのだ。
なんだかごちゃごちゃと要望を言っていた気がする…確か、ラーメンにカレーを入れるんだったか。
またおかしなことを思いついたもんだ。
俺はとりあえず鍋を火にかけた。

全然大丈夫よ、モーマンタイ！

スパイシーな香りがキッチンを支配した。
俺は、連絡帳に花丸を貰って喜んでいたさっきまでの自分を懐かしんだ。
「ラーメンに、カレーを入れなければ良いんだな？」
視線の先にいたのは、居候の陳さん。
どうする、彼は料理ができないぜ。

いいか、カレーはラーメンに入れるなと父。そう言ってプレイボールと開会宣言をした。食事選手権の幕開けである。カオス…。

母さんは「あなたまたそんなもの買ってきて」と呆れた様子だけど、父さんはべろんべろんに酔っぱらっていて聞く耳持たない

…ルー？
二度見したが間違いない。
ルー、カレールーだ。
なぜこのチョイス？
そしてどこのメーカー？

酔っ払ったお父さんが帰ってきた。
手にお土産を提げている

日清はやっぱり最高だよ

ルービックキューブで遊んでいたら、夜ご飯をくれた。
簡単なものでいいと言ったせいか、醤油味のカップラーメンがテーブルに。

いいさ
親子なら、そんな時もある

簡単なものでいいよと返したら、口を聞いてくれなくなった。そんなことで？

「担々麺がいいかしら？ それとも冷やし中華？」

連絡帳に花丸を貰えてうれしかったのでお母さんに見せたら、夜ご飯がラーメンになった