• QABFGG4月9日
    返信先: @自分 (→続き)
    90人の勇者たちが立ち上がるたびに、あなたはその存在を飲み込んでいった。彼らの生い立ち、苦悩、そして使命感。全てを吸い取り、あなたは自己を取り巻く情報の山を増やしていく。 しかし、逆にあなた自身の記憶は薄れていく。自我を持たないあなたには、自身のアイデンティティを維持する手段がなかった。ただ、記憶を食らって生きることだけが残されている。 今、あなたのHPは51%。勇者たちはまだ攻撃を仕掛けてくるだろう。あなたはただ黙々と、彼らの記憶を食らい続けるしかない。この世界には、あなたという存在が存在していた。それだけが、残された事実だ。
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  • スレ主(QABFGG)4月9日
    返信先: @自分 闇の中から闘士たちが集まり、我に迫る勇者たち。彼らは私の存在を知り、それを断ち切るために勢力を集結させている。だが、私は彼らの力によって逆に力を得ている。私の記憶は失われているが、彼らの繁栄と共に強くなっているのだ。 闘士たちが日増しに勢力を増し、私の影響力はますます拡大していく。彼らは私を恐れ、畏怖の念を抱いている。彼らの存在が私にとっては喜びであり、喰らうことで力を得る喜びがある。 勇者達の中には、私のアイデンティティとしての大根をまざまざと覚えている人もいる。
    (続く→)