• LOwCi07月5日
    僕のヒーローアカデミア42巻
    今更だけど読破したんで。

    爆豪からすると、最初は出来損ないだったけれども共に戦っていく中で『唯一無二のライバル』と認めるようになった。そのことを表に出したのは緑谷が個性を譲渡した後でした。
    逆に緑谷からすると、『デク』というあだ名の意味を『なんか頑張れって感じ』っていういい方向に変えて貰って、学校から出て行っても追いかけてきてもらえて、雄英に戻ってきて拒否されたときも全力で説得してくれて。
    『恋』という理由があったからなのは確かですが、それでもずっと彼のことを献身的に支えてきたのは麗日お茶子。そう気がついたときには、緑谷出久の身近にいる凄い人は爆豪勝己から麗日お茶子に変わっていたわけです。

    二人の心の移り変わりを綺麗に説明したのが42巻でした。
    だからこそ、緑谷が何故雄英教師になったのかという理由への説明不足が否めなく、手放しに『ヒロアカ面白かった』とは言えない作品に仕上がりました。