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ソロモン側の能動性が希薄過ぎる。
最後の一押しが説得でも殲滅でもない構造変更によるもの。ゆえに、ソロモンというかメギド72の意志の爪痕が情緒として弱く感じる。
許されてしまった後味の悪さについてだけど、結局蛆の欲の矛先を変えただけで、これまでの被害の総決算が情緒の上で回収されにくい。理屈は通るけど、心は置いてけぼり。
頭ではわかる。
構造としてはめちゃくちゃ綺麗なんだ。
でも、7年追いかけてきた、心が欲しがっていた「決着の重み」は軽い。
だから渋々物語の終わりに納得はしたけど、やっぱり好きにはなれない。
故にやっぱこの終わり方はほんと辛かったよ。
お目汚し失礼しました。 -
敵を倒すという二元論で終わらせず設計で受け止めるという帰結は筋が通ってる。
同化の暴力を拒む価値観(多元性の擁護)としては、美しい。
最後が「破壊→誕生」へ反転する構図は、思想的ハイライトとして納得感がある。
それでも俺がこの物語を好きという気持ちで終わらなかったのはカタルシス不足だった。
ここまで積み上げた「最大の敵」に対して、手応えのある決着より合意的な退場に見えてしまった。
また隔離エンド。
第四の場の提示が、最終局面の隔離がメタ解決として機能しすぎて、現実の痛みを伴う落とし前(ベルゼブフをメギドラルやヴァイガルドでの後始末)をやや棚上げした印象。