• go1CKe11月26日
    漢詩より、晁卿衡を哭くす
    これは「天の原ふりさけみれば 春日なる三笠の山に出でし月かも」で有名な阿倍仲麻呂へ向けられた漢詩
    阿倍仲麻呂は唐に渡って官吏となり、唐での名前は「晁衡」だった
    彼は唐の朝廷で詩人の李白と親交があったが、唐での勤めを終えて帰国することになった
    だが仲麻呂の乗った船は難破してしまい、李白の元には彼の訃報が届いた
    その訃報を聞いて作られたのがこの漢詩なんだけど、深い哀悼の意が感じられて友情の深さを想わせるんだよね……とても心に残る漢詩だと思う
    (ただし実は訃報は誤報で阿倍仲麻呂は生きていたんだけど、ついに日本に帰れないまま生涯を終えたエピソードがある せめてこの漢詩の後に2人は長安で再会できたんだろうか……とも考えてしまう)
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