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小説書いったー
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iMwXLX
2022年7月10日
遠い夏、日焼けした肌に真っ白なワンピースの女の子に連れられ、村外れの神社に行った。二人とも麦わら帽子をかぶっていた。神社では三尾のキツネが三匹まつられていて、その子が勝手に「コン助」だの「コン吉」だの名前をつけて、それを笑い合ったものだった。
……そんなことを思いながら夕方の散歩をしていると、電信柱のかげから、一匹のキツネが飛び出してきて言う。
「さっきのお前の回想だが、わしの名前が出ていないではないか。わしも忘れたので、早く思い出せ」。
え、そんなの覚えていない。……「えーと、コン太郎です」と苦し紛れに答える。
「そうか、そうか、コン太郎だったわ」と言うと、キツネは満足そうな顔で去っていった。そのとき見たが、たしかに尻尾は三つに分かれていた。
……そんなことを思いながら夕方の散歩をしていると、電信柱のかげから、一匹のキツネが飛び出してきて言う。
「さっきのお前の回想だが、わしの名前が出ていないではないか。わしも忘れたので、早く思い出せ」。
え、そんなの覚えていない。……「えーと、コン太郎です」と苦し紛れに答える。
「そうか、そうか、コン太郎だったわ」と言うと、キツネは満足そうな顔で去っていった。そのとき見たが、たしかに尻尾は三つに分かれていた。