ホーム
Tterを探す
検索
通知
マイページ
マイTter
お気に入り
つぶやく
環境設定
tters
Y
N
G
H
M
B
ホーム
Tterを探す
通知
マイページ
トップに戻る
小説書いったー
読み込み中...
gmz1uq
2022年7月13日
「不老不死?」
僕は大学の先輩と旅行に来ていた。
場所は小さな田舎町。何時間もかけて来たにしては何もない。しかし物好きな先輩のことだから何かあるのだろうと思ったら、案の定だ。
先輩は突然不老不死なんて言い出した。
「ここには徐福の墓がある」
徐福。
不老不死の霊薬を求めた秦の方士。本当に日本に渡来したのか怪しいが各地に伝承がある。
この町もそのひとつなのか。
「俺だって信じてないよ。でも霊薬があるって聞いたら気になるじゃん」
「はぁ。……土産屋に売ってるんスね」
僕らは涼みがてら土産屋に入っていた。
目の前には「天台鳥薬」と書かれたお茶の葉が売られている。
暫く立ち話をしていたら店の人が試飲させてくれた。独特な味がした。
「早速墓を見に行くか!すみませんコレひとつ買います」
先輩は“霊薬”を一袋買って観光へと乗り出した。
口の中はまだ薬っぽい。不老不死とはいかずとも体には良さそうだ。
「あ、先輩ちょっと待って」
なんだか面白そうなので僕も“霊薬”を一袋購入した。
返信の受付は終了いたしました。
僕は大学の先輩と旅行に来ていた。
場所は小さな田舎町。何時間もかけて来たにしては何もない。しかし物好きな先輩のことだから何かあるのだろうと思ったら、案の定だ。
先輩は突然不老不死なんて言い出した。
「ここには徐福の墓がある」
徐福。
不老不死の霊薬を求めた秦の方士。本当に日本に渡来したのか怪しいが各地に伝承がある。
この町もそのひとつなのか。
「俺だって信じてないよ。でも霊薬があるって聞いたら気になるじゃん」
「はぁ。……土産屋に売ってるんスね」
僕らは涼みがてら土産屋に入っていた。
目の前には「天台鳥薬」と書かれたお茶の葉が売られている。
暫く立ち話をしていたら店の人が試飲させてくれた。独特な味がした。
「早速墓を見に行くか!すみませんコレひとつ買います」
先輩は“霊薬”を一袋買って観光へと乗り出した。
口の中はまだ薬っぽい。不老不死とはいかずとも体には良さそうだ。
「あ、先輩ちょっと待って」
なんだか面白そうなので僕も“霊薬”を一袋購入した。