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小説書いったー
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YCv34n
2022年7月22日
バイト帰りに歩いていたら、突然日陰がなくなった。
何事かと空を見上げたら、雲一つない空にミズクラゲが泳いでいた。
花みたいに見える胃に入道雲がみっしり詰まっていて、せっかくの日陰を食いやがってと睨みつける。
数日前までは雲を食い尽くすくらい多くなかったのに、急激にボケ始めたばーちゃんが言った通りお彼岸を過ぎたら急に増えてきた。
ばーちゃんが若かった頃はこいつらも海にいたとかなんとか言ってたけど、繁殖期にアホみたいなサイズのポリプをあちこちのビルにくっつけて、そこから分裂した子クラゲが空に飛び出して一面覆い尽くすのを見すぎてボケが酷くなっただけだと思ってる。
焦げ付きそうな暑さにエチゼンクラゲが来たらいいのにと考えたけど、毒をたっぷり抱え込んだ触手が重すぎて垂れ下がるのを想像してげんなりした気分になる。
コンビニに寄ってアイス買って家帰ってコールドベッドで日が落ちるまで寝よう。
自動ドアをくぐった瞬間、鉄臭さとウリクラゲの広がった口と光る櫛板が
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何事かと空を見上げたら、雲一つない空にミズクラゲが泳いでいた。
花みたいに見える胃に入道雲がみっしり詰まっていて、せっかくの日陰を食いやがってと睨みつける。
数日前までは雲を食い尽くすくらい多くなかったのに、急激にボケ始めたばーちゃんが言った通りお彼岸を過ぎたら急に増えてきた。
ばーちゃんが若かった頃はこいつらも海にいたとかなんとか言ってたけど、繁殖期にアホみたいなサイズのポリプをあちこちのビルにくっつけて、そこから分裂した子クラゲが空に飛び出して一面覆い尽くすのを見すぎてボケが酷くなっただけだと思ってる。
焦げ付きそうな暑さにエチゼンクラゲが来たらいいのにと考えたけど、毒をたっぷり抱え込んだ触手が重すぎて垂れ下がるのを想像してげんなりした気分になる。
コンビニに寄ってアイス買って家帰ってコールドベッドで日が落ちるまで寝よう。
自動ドアをくぐった瞬間、鉄臭さとウリクラゲの広がった口と光る櫛板が