• スパイシーな香りがキッチンを支配した。
    俺は、連絡帳に花丸を貰って喜んでいたさっきまでの自分を懐かしんだ。
    「ラーメンに、カレーを入れなければ良いんだな?」
    視線の先にいたのは、居候の陳さん。
    どうする、彼は料理ができないぜ。