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小説書いったー
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HcCUh4
2022年8月20日
田舎の礼拝堂。
合唱団が賛美歌の練習をしている。歌声の響く中、俯き加減に背中を丸めて歩く女がひとり。向かう先は懺悔室。
女は暗い面持ちで中へと入る。そしてか細い声で静かに話を始めた。
⚪︎
私はキリスト教の信者ではございません。学生の頃はカトリックの......いえ、それはどうでもいいのです。
もう時効です。
私は法律で裁かれぬまま生きて来ましたが、神様にだけは信じてほしい、私の罪を告白します。
私は夫を殺しました。
本当です。夫は行方不明の扱いです。
皆は私を頭のおかしくなった女だと哀れみます。でも私は確かに殺しました。
他の女の元に行かれるのが嫌でお夕飯に毒を混ぜました。
苦悶の声を上げて倒れた夫の身体を切断して、念入りに水で冷やしました。
丁寧に温度を調整しますと屍体が腐らず蝋のように固まるのです。
私は小さな洋服屋を営んでおります。
店先にショウウインドウに男性のマネキンみえましたら、それは私の夫です。
返信の受付は終了いたしました。
合唱団が賛美歌の練習をしている。歌声の響く中、俯き加減に背中を丸めて歩く女がひとり。向かう先は懺悔室。
女は暗い面持ちで中へと入る。そしてか細い声で静かに話を始めた。
⚪︎
私はキリスト教の信者ではございません。学生の頃はカトリックの......いえ、それはどうでもいいのです。
もう時効です。
私は法律で裁かれぬまま生きて来ましたが、神様にだけは信じてほしい、私の罪を告白します。
私は夫を殺しました。
本当です。夫は行方不明の扱いです。
皆は私を頭のおかしくなった女だと哀れみます。でも私は確かに殺しました。
他の女の元に行かれるのが嫌でお夕飯に毒を混ぜました。
苦悶の声を上げて倒れた夫の身体を切断して、念入りに水で冷やしました。
丁寧に温度を調整しますと屍体が腐らず蝋のように固まるのです。
私は小さな洋服屋を営んでおります。
店先にショウウインドウに男性のマネキンみえましたら、それは私の夫です。