• このみのこ先生の短編集『不協和協奏曲』の「dominate」で、支配の異能を持つドミナがリベルタに諭されて「この能力を良いことに使おう!」と決意し最初にした「善行」が周囲との軋轢に疲れたリベルタにドミナの支配によって従順になった周囲の人々をプレゼントするという流れで、感情がグチャグチャになった何とも言えない笑顔のリベルタで終わるシーンが印象的だった
    あと全く別の話では「"仲間達が2人のどちらについていくかを選ぶ"んじゃなくて"仲間を等しく分かち合え"ば誰も傷付かない」という発想でタイトルそのままの「ミックスジュース」になる話と、仲間達がミックスジュースになるのを拒絶しても"人畜無害な存在"になるしか許されず全員スライム娘になるifの「ゼリー」でスライム娘になってから人懐こくなったと喜ばれるが、実は元に戻して欲しくてずっと懇願し続けている姿で終わるラストが特に本書を表現していると感じた