• GTZsNk11月25日
    風の古道 恒川光太郎

    異形が出没する異界の緑深い古道に迷い込んだ主人公である少年が不思議な青年レンと一緒に旅をするお話。
    話のテンポは穏やかで、静かに淡々と進んでいきながらも「死と生とはなんだろう」という少年の倫理の揺れ方や現実と異界が一つずれただけでうっかりすれば迷い込んでしまうような世界観など奥行きのあるお話。短い映画を観ているような気持ちになれるほど情景の描写が秀逸。
    私の大好きな作品です。
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