なんとなく思い出した古文のフレーズやお気に入りの和歌などを好きに書き込むったー
藤衣 はつるる糸は 侘び人の 涙の玉の 緒とぞなりける
しのばるる ときはの山の 岩つつじ 春のかたみの 数ならねども
たひのそら ゆきかふやまの ほとときす みやこへたつる くもになくなり
かへる山 ありとは聞けど 春霞 立ち別れなば 恋しかるべし
菜の花や 月は東に 日は西に
恋しきに命を替ふるものならば 死には易くぞあるべかりける
深草の 野辺の桜し 心あらば
今年ばかりは 墨染めに咲け
願わくは花の下にて春死なむ そのきさらぎの望月の頃
なかきよの とおのねふりの みなめさめ なみのりふねの おとのよきかな
梅の花 匂うも散るか 暮れぬ間は 数多木の芽の 萌ゆる夕暮れ
春たちて なほふる雪は 梅の花 咲くほどもなく 散るかとそみる
春の園 紅にほふ 桃の花
下照る道に 出で立つおとめ
(大伴家持)
山ふかみ春ともしらぬ松の戸にたえだえかかる雪の玉水
去る友の せなに負いたる 悲しみは
泉の如く 我を映せり
わたの原 八十島かけて 漕ぎ出でぬと
人には告げよ 海人の釣船
山川の末に流るる橡殻も 身を捨ててこそ浮かむ瀬もあれ
梅が香に 昔をとへば 春の月 こたへぬ影ぞ 袖にうつれる
月夜にはそれとも見えず梅花 香をたづねてぞ知るべかりける
いつのまに 春たちぬらむ あさひさす 峰の霞も はるめきにけり
夕されば 衣手さむし みよしのの 吉野の山に み雪降るらし