スレ主
世界な狂った。文明は根こそぎ破壊され、残された人類は死を待つのみだった。それでも太陽は変わらずに昇っては沈み、俺達を嘲笑う。どう足掻いても変わらない結末に、諦めてしまった。
「アンタは」
砂漠の中に立つ友人は、真っ黒な外套に身を包み立ち続ける。その目は何かを探すように空を見上げている。これもずっと変わらないはずだった。しかし、何度もやり直すたびにその目はたしかに濁っていく。
「もう止めろ」
分かっているはずだ。この世界はどうしようもないと。どんなに手を尽くしても結局は滅んでしまうのだと。
「自分に嘘つき続けるのって疲れるだろ」
今までどんなに声をかけても反応しなかったのに、目線を俺の方に向けた。
「君だってそうじゃないか」
「は?」
「私と同じように、希望を探し求めているのだろう?」
「違う……俺はもう」
さくり、さくりと砂の沈む音がする。黒い影がこちらに向かっている。
「ここに来たということはそういうことだよ」
『たとえ最高にクソな世界でも』