• nSxMLY3月17日
    「終わらない朝の街」
    そう呼ばれる街があった。
    外はずっと明るく、ここにずっと住んでいる住人は
    月の存在すら知らない者もいるという。
    私はこの街へ旅することになった。

    「ようこそ、永遠に明るい光蓮郷へ!!!」
    そのせいか、太陽光を浴びすぎたのか...はわからないが
    死ぬほど明るい人物が案内をしてくれることに。

    「光蓮郷はな、ずっと皆が明るくて楽しい街だろう!!」
    ふと街の景色を見ると、ダンスをしている団体や
    祭りの屋台が色とりどりに見える。
    ...しかし、違和感を覚える。
    「この街に出てくる人々の顔が、異様に明るいと感じた
     ダンスをしている団体の人も、屋台の店番も...さらには案内人も」

    祭りの屋台を少し覗いた後、案内人が
    「最後に一つ、光蓮郷のおまじないを授けよう!!」
    というと、案内人が太陽のチャームが付いたネックレスをつけてくれた。
    「じゃあまたな!!!」
    そう案内人に言われ、光蓮郷を後にした。
    ...何故光蓮郷の住人は、異様に明るかったのだろうか。
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