• 7u1wZr5月19日
    カシュッ
    部屋に缶のプルトップを開ける音が響く。
    缶のままぐいっとあおり中のビールを喉に流し込む。ゴクゴクと喉を鳴らし、ぷはっと息を吐く。この飲みっぷりならビールのCMに使えそうだと自画自賛していると、レンジからチンッと加熱が終わった音がした。
    缶をテーブルに置き、レンジに向かう。
    扉を開き、火傷に気をつけながら中の皿を取り出し、蒸気に気をつけながらラップを外す。
    皿には解凍された枝豆がたっぷり並んでいる。
    皿をビールの缶の横に置き、1つ摘み、さやから豆を口へ発射する。もぐもぐと音が出そうなほど咀嚼して、ビールを流し込む。
    昔大人たちが言っていた『ビールと枝豆は最高に合う』はまさにそのとおりだなと独りごち、枝豆とビールをひたすら口に運び続けた。
    あっという間に枝豆はなくなり、ビールも2本目が終わりそうだ。
    次は唐揚げを解凍しようかなと思いながら、
    明日に来るであろう二日酔いが頭をよぎったが、3本目を開ける音で忘れることにしよう。