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物語書いったー
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1Vxckd
5月21日
青白い砂浜と夜に溢れる月明かり
波の音と海岸の先に見えるぼんやりとした町灯り
風は冷たいのにどこまでも暖かく不思議な程に優しい気持ちになれた
「まるで違う星に来たみたいだ」
手のひらを潮風に泳がせて僕は白い言葉を紡いだ
「違う星?」
「この星とは違って、ずっとこんな夜が続く星」
砂浜に足を踏み入れてみれば、月面にいるような青い錯覚、波の音が淡く揺れる、泡が静かの星になる
「月面に辿り着いた」
波の描いた砂絵の枠をなぞるように歩いて、反射した海の水面を眺めた
「月に海は無いよ」
困ったように君が笑う
さざめく星が砂を連れて流れた
「泳いでみたかったな」
白い光が揺らめいて散らばる、その光に懐かしい夢を見た気がした。
「僕はずっとここで眺めていたいな」
「僕が語った星だったら、ずっと世界は青いままだよ」
「うん」
柔らかい光を瞳に集めて
「そのままがいいな」
波に溶けて笑った
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波の音と海岸の先に見えるぼんやりとした町灯り
風は冷たいのにどこまでも暖かく不思議な程に優しい気持ちになれた
「まるで違う星に来たみたいだ」
手のひらを潮風に泳がせて僕は白い言葉を紡いだ
「違う星?」
「この星とは違って、ずっとこんな夜が続く星」
砂浜に足を踏み入れてみれば、月面にいるような青い錯覚、波の音が淡く揺れる、泡が静かの星になる
「月面に辿り着いた」
波の描いた砂絵の枠をなぞるように歩いて、反射した海の水面を眺めた
「月に海は無いよ」
困ったように君が笑う
さざめく星が砂を連れて流れた
「泳いでみたかったな」
白い光が揺らめいて散らばる、その光に懐かしい夢を見た気がした。
「僕はずっとここで眺めていたいな」
「僕が語った星だったら、ずっと世界は青いままだよ」
「うん」
柔らかい光を瞳に集めて
「そのままがいいな」
波に溶けて笑った