• oyp/OQ6月7日
    天の科学史

    理数壊滅的なので頭から煙が出るかと思った…天文学に明るくない人向けに天文学の歴史を解説したとのことだけど難しかった。読むのに半月かかった。
    天変に気づき備えるため→暦を作るため→航海中現在地を知るためと、天文学のなかでも重視される分野が変わるところとか、SFにおける宇宙人描写の変遷は面白かった。
    グレゴリオ暦の月によって1ヶ月の日数が変わるのは「偉い人の誕生月の日数を増やした結果、その月生まれた偉い人が少ない2月が割を食った」なのは笑った。
    あと初期の火星人イメージは「生き物の血をエネルギー源とする吸血鬼的生物」だったの、これとパンスペルミア説(地球生物の祖先は隕石に付着して飛来した微生物だとする説)を合わせたのがヴァンパイア十字界(漫画)に出てくる吸血鬼の元ネタになったのかなと思った。