Tters

/d2xrT スレ主 2025年06月

カタカタ…
静かな部屋にキーボードを叩く音だけが
響き渡る。
エンターキーをターンッ!!と気合を入れて叩くと視線を感じ、
振り向くと後ろに彼がいた。
音にびっくりした顔をしながら2つのマグカップを持っていた。
私は赤面しながら苦笑いをした。
彼もつられて笑みを浮かべながらマグカップを片方差し出す。
私は礼をいいながら受け取る。
カップを傾け口に含むといつもより砂糖が多く入ったコーヒーが口内を満たした。
私が疲れていると思ったのだろう。
彼の心遣いが嬉しかった。
私は再びキーボードを叩き始めた。
つい、またエンターキーをターンッ!!としそうになったが、すんでのところで止める。
後ろから彼の視線を感じる。
振り向くと彼がエンターキーを見つめていた。私は彼に代わりに押す?と仕草で質問する。
彼は嬉しそうに首肯した。
彼は楽しそうにエンターキーをターンッ!!と叩いた。
それだけのことなのに2人で笑い合っていた。
エンターキーで幸せを感じた不思議な午後だった。

物語書いったー