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物語書いったー
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vqEWoA
6月20日
静かな部屋にページをめくる音だけが響く。
短いとは言えない時間がひたすら過ぎる。
するとパタンと本を閉じる音がした。
長時間座って本を読んでいたので、体を大きく伸ばし「ん〜!」と声を出す。
そして読み終わり、テーブルに置いた本の表紙を手のひらでなぞるように撫でた。
「面白かったな」
噛みしめるようにシンプルな感想を呟き、
テーブルに置いてあったグラスの中身を
喉に流し込む。
「うわ、ぬっる」
氷はすでに溶け、味が薄いぬるすぎるアイスティー。グラスの周りは時間経過を物語るように水滴だらけだ。
「あ、本が濡れる!」
本をグラスから遠ざけ、ティッシュを数枚引き出しでグラスが濡らした机の水滴を慌てて拭き取る。
「随分集中してたんだ…もうこんな時間」
時計を確認し、こんなにも楽しめる本に出会えた事に密かに感謝しながら、
グラスを片付けようとキッチンに向かった。
短いとは言えない時間がひたすら過ぎる。
するとパタンと本を閉じる音がした。
長時間座って本を読んでいたので、体を大きく伸ばし「ん〜!」と声を出す。
そして読み終わり、テーブルに置いた本の表紙を手のひらでなぞるように撫でた。
「面白かったな」
噛みしめるようにシンプルな感想を呟き、
テーブルに置いてあったグラスの中身を
喉に流し込む。
「うわ、ぬっる」
氷はすでに溶け、味が薄いぬるすぎるアイスティー。グラスの周りは時間経過を物語るように水滴だらけだ。
「あ、本が濡れる!」
本をグラスから遠ざけ、ティッシュを数枚引き出しでグラスが濡らした机の水滴を慌てて拭き取る。
「随分集中してたんだ…もうこんな時間」
時計を確認し、こんなにも楽しめる本に出会えた事に密かに感謝しながら、
グラスを片付けようとキッチンに向かった。