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前提として主人公は名探偵として名の知れた人物。人気者である反面、探偵が事件を呼ぶのだと一部では死神のように忌み嫌われてもいる。警察内に協力者もいるが警察にとっては基本的に目の上のたんこぶで関係は良好とは言えない。
と、このように好むと好まざるとに関わらず多くの事件に引き寄せられ、苦しみながらも探偵としての使命を全うしようとするファンタジーとしての推理物、ミステリな世界観を描きつつメタ的な視点もあって読みやすいと思う。
でも私個人は探偵と同じくらいの知恵や知識、勘と運を持ち、互いに実力を認め合いながらも敵対する系のライバルの存在（大体暗に犯罪を教唆したり裏で手を引いたりする）って興醒めしちゃうんだよね… -
一作目を読んでこの切り口は面白いなと思い、二作目読んで「あーこういう方向に行くのかあ…」って読むのやめようかとも思ったけど、三作目読んで終わり良ければ全て良しかな。