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物語書いったー
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YhMhHr7月18日出掛けた先で自分好みのコーヒーを出してくれる喫茶店を見つけた。何度か通う内に顔見知りも何人かできたし、マスターにも顔を覚えてもらった様だった。静かな雰囲気も魅力のこの喫茶店を、僕は通う程好きになった。だからマスターから何日か臨時休業になると聞いた時は心底残念だった。そんな僕を見かねたのか、知り合いのお客さんが教えてくれた。臨時休業の間、マスターの古い友人達がこの店に集まり貸し切りでパーティーを開くらしいと。更にパーティーには、この店に長く通う常連も参加するのだとか。楽しそうですね、と僕が言うと、お客さんもそうだねと微笑んだ。その表情に含みを感じたけれど、気のせいだろうとすぐに忘れた。そして臨時休業明け。店に行った僕は驚いた。店内のそこかしこに七色の羽や猫のヒゲ(長さは僕の身長くらいある)や鱗の様なものが散らばっていたから。固まる僕を見てマスターは、君には見えるんだねと笑みを深くして言う。次のパーティーには、君も参加してみるかい? -
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