• 1QS4jn9月19日
    小山田浩子の「工場」読んだ。短編が三編入ってる本なんだけど、どれも良かった。
    表題作に惹かれて読んだんだけど、三つ目の「いこぼれのむし」って話が特に良かった。こんなにいろんな人の気持ちを書けるのってほんとにすごいって思った。それぞれ違う考え方を持った人なのに、1人の作家がそれを書いてるのってすごい。そんで、書かれてる人がみんな実際にいそうなのもすごい。私は奈良さんに一番感情移入したけど、それ以外の人の気持ちにも全部共感できた。ただ、この話は虫とか汚物の気持ち悪い描写がそれなりにある。芋虫の描写がかなりキモくて最悪だった。でもよかった。タイトルのいこぼれって言葉の意味が分からなくて検索したら、「なるほどそういうことか!」ってなった。
    おもしろかった!!
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