• 7otnUo11月2日
    開高健「破れた繭」
    躁鬱気質の、めちゃくちゃ重い鬱から浮上した時の1作目らしい。

    その時その人にしか浮かばない言葉を一発勝負で並べてるような、生命力をゴリゴリ削ってるヒリヒリ感が漂ってて、1行目から思わず読み込んでしまう。

    弔辞で「何よりの損失は貴方の新作が読めない事」って旨を知り合いに言われたってのも納得。すごい。これぞ紛れもなく文学。