• 2Z906V12月2日
    先刻、隣家へ参上の折、あろうことか表口を取り違え勝手口へ回りしところ、家内より『誰ぞそこにおるか!』声を荒らされ、即座に賊徒と見なされるに至り申した。いやはや、これぞ面目の次第もなき不始末にて、某はただ文を奉じに赴いただけのことなるに、かくまで叫ばれたるは武門の辱めにほかならず。ここに深く戒め、今後はまず出入口をよく確かめたうえで参る所存に候。