Tters

dEbLI8 スレ主 4日前

大好きなフィナンシェを頬張りながら
ふと、高校生の頃を思い出した。

あの時、両片思いの相手から
ホワイトデーにお返しで貰ったのが
フィナンシェだった。

その恋愛は私が子供だったせいで
結局上手くいかなかったし、
相手を傷つけて迷惑をかけた。

(○○駅のフィナンシェ、、)
私はあの時と同じフィナンシェを求め
地元に向かった。
ホワイトデーの日だった。

もし、あの頃に戻ったら、
私はもっと上手く恋愛できただろうか。
出逢わなければ良かったのか、
出会ってよかったのか、。

グルグルと思考がめぐり、
ショーケースの前で止まる。

同じフィナンシェの前。
男の人が立っている。
心臓がドキリとする。

違う。

覚えのある匂いがする。

違う。

特徴的な怖そうな目。
右頬のエクボ。

違う。

あの人ではない。

こっちを見る。目が合う。
時が止まる。

あ、あ、、、
心臓がバクバクする。
目が離せない。
なんで、どうして、

「久しぶり」

あの人はすんなり言葉を発した。

お互い、きっかけは同じだった。

思い出したらしい。

一緒に駅まで歩く。
長いようで短い時間
たわいも無い話をした。

改札前まで来て分かれるとき。
何を言えばいいか分からなかった
何を言っても正解でない気がした、
だが何か言わないといけない気がした、
もう会えない気がしたから。

あの人がゆっくり言った。
「後悔、してないから。
もう考え込まなくていいから。」

あぁ、、あの人は
お見通しだったのか、。
私がずっと罪悪感持っていたこと、
考え込んでいたこと。

「ごめん。ありがとう。」

私は改札に歩き出す。
振り返って大きな声で言う。
「出会って良かった!ありがとう」






物語を書き終えた私は
考える。こんな出来事は起こりえないと。

あの人の本音は分からないまま。
お互い別の道を行く。
私の後悔してる気持ちも罪悪感も
知られないまま。

でもそれをこれからに
活かして生きていけたらと思う。
後悔、罪悪感だけで終わらないように。

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物語書いったー