先週末の予告から想像したものは全然違う展開だった。優しさも可笑しさも苦しさもたくさん詰まった1週間の最後の30秒があまりに哀しくて美しくて。
直接描かれなかったから知事に見限られた説も勿論あり得るけど、個人的には錦織はヘブン家から立ち去った後で自ら校長職を辞退したんじゃないかと思ってる。偽りの経歴、ヘブンを引き留められなかったこと、先が長くないであろう体調不良。「それだけのこと」と生徒たちに経歴の話をしたのはヘブンや庄田に恨みや批判の矛先が向かないように。と同時に最後に嘘をやめたことで錦織が自身の心の安寧を得たようにも見えた。何もかも手にしたと思った途端にすべて失う絶望的な話なのに、どこか救いのようなものも感じられる金曜回だった。
絶望と悟りが合わさったような錦織、優しい嘘と誠実さで板挟みのヘブン、無自覚に心が追い詰められてたトキ、娘(姉)夫婦の背中を押す両親と雨清水家の温かさ、刀より鋭いお爺様、一皮むけたサワの軽やかさ、迷いや戸惑いを隠しきれない庄田の実直さ。
元々役柄と演者の組み合わせがいいとは思ってたけど、今週は「このキャスティングだからこそ」と感じる場面がすごい密度で詰まってたと思う。
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