フン、所詮ヒーローなぞ幻想の正義に囚われた存在に過ぎぬ。

日の光を浴びている君は素敵だった。だがこうやって影に引きずり込むと、君の光は眩しすぎる。すまないが、私のためにそれを変えさせてもらうよ。大丈夫、一瞬で終わるさ。【ダークモードON】

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あたしはランダム妖精！お前をこれに変えて人生を破滅させちゃうぞ☆そ～れ！☆(ﾎﾟﾝｯ)

私を神か悪魔だと思っているの？フフッ、馬鹿ね。
冬の寒さは自然の厳しさ。私はその具現化の一つに過ぎない。
屠れば滅びる貧弱種とは違うのよ。

確かに春には消え失せるわ、一人残らずね。
でも…それまでは消えてあげない。

クックック、コレだよコレ。
私は、愚か者が私の眼下で絶望に打ち拉がれながら悶苦しむ姿が見たいのだよ。
丁度この皿の広島焼きの上で悶える、削り節の様にな!!

文明な技を誇る女神たちよ。戦いのあとには、ラ～ク楽なレンチン温か便利おかずで時短だと?残念だが、この時間は一時停電だっ。

あはは！最後はケアレスミスだなんてね！
賭けは僕の勝ちだよ、さて、その少女の命はいただくよ。あれ、そういう約束だったよね？

僕にこのカードゲームで勝つことが出来たら君の望むものをなんでもあげる。逆に勝つことが出来なければ君の最も大切なものをもらう。

知ってたよ？ 君が最も大切にしているものはその剣なんかじゃないって。
それとも、君自身でも自分の本心に気づいていなかったの？それはそれで面白いけど。

…いや、今の勝負はなしにしてあげてもいいよ。
さっきの勝負は面白かったからね。
ミスによって勝負が決まるなんて面白くないし、君もそれでいいよね？挑戦するチャンスが増えるんだから。

あらあら、元気な子犬は群れるのも早いわね？
うふふ、何匹か蹴っ飛ばしたってバレなさそう。

そう、我々は崇高な信念のもと、ここに集まったのです。さぁ、この世界を支配しましょう！

あら、誰ですの貴女。私の中に入ろうなんていい度胸だわ。
…は？トラックに撥ねられたから？異世界転生……って何ですの？
悪霊憑依の間違いでしょう？？

いいかしら、そもそも転生とは生まれ変わる事を言いますの。
他の生き物に棲み付くのは寄生と言うのよ、学が無いとこんな事も知らないのかしら？

貴女がやろうとしている事は、虫や生き物に生える気持ち悪いキノコと一緒。
牛馬の中で育つハエと同じ。転生なんて華々しいものじゃなくってよ。

解ったら失せなさい、害虫が。

あーあ。私が思う悪の波動は邪悪過ぎてここでは放送禁止レベルなんだって。深夜アニメ帯っていうの？規制音入り過ぎて別の局に流されちゃう。お行儀が良いのね、今の悪役って…。

フハハハ！闇の力はやはり最高だ！

なぜ自分たちではなく、仲間であるレア将軍を切ったのかだと?
つまらぬことを聞くな、勇者よ。
奴は魔王様への謀反を企てていたからな。
生かしておけなかったのだ。
我々は敵同士、言葉ではなく刃で語らうとしようか。
私が生涯を賭して仕えるのはウェルダン魔王様、ただ一人!
魔王軍大将ミディアム、推して参る!

（武人肌で忠誠心の高い、クソ強い悪役）

ふむ…14時28分か。爆弾を乗せた列車はまもなく出発するな。
こんなところで私に構っていないで行ってきたらどうだ？ どうせ間に合わないだろうがな。

私と結婚してくれないなら死ぬ！！！！！！！この世界を壊してからね！！！！！

ちょっとそこのメイド！！
また分からない？！小腹がすいたの、さっさと夜食を準備して！！

コックがもう休んでるから…？それが何？叩き起こしなさいよ！私の言うことが最優先でこれは決定事項なのよ！！

クビになりたいの？！
気が利かない使用人どもで本当にうんざりするわ…。

もっと私にふさわしい使用人を、明日にでもお父様にお頼みしてみようかしら。

イッヒッヒ…みなこの寒さにやられたようだな…。このｵﾌﾄｩﾝ大魔王に抗える者などいないのさ！！

最早良い悪いではないのだよ、私は止まれない！
もし諦めてしまったら、死んだ娘に申し訳が立たないのだ！

「(笑ってない目で)…父様、俺はちゃんと正しい道を選ぶ事が出来ているかな」

フッ。くだらぬ……