スレ主
「全員に行き渡ったかー?」
先生が児童たちに確認する。
「「「「はーい!」」」」
児童たちは声を揃えて返事をする。
「よーし、では使い方の説明だ」
先生は黒板にチョークでイラストを描き始めた。描いているイラストは今児童たちの手にすっぽりと収まるサイズの楕円形にキーホルダーの金具が付き、真ん中にボタンがあるもの。色は全て黄色。
「これは『異世界防犯ベル』、異世界誘拐に遭ったときに助けを呼ぶ為のものだ」
「せんせー!質問!」
「「異世界誘拐ってなんですか?」」
先生と児童の声がハモリ、児童たちから笑いが溢れた。先生はパンパンと手を叩き、仕切り直して説明を始めた。
「異世界誘拐とは10数年前から起こっている犯罪だ」
犯罪という言葉に児童たちはざわつく。
「世界は今自分達が存在している以外にも存在している。」
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