• lDmnYp5月15日
    ただ空を眺めてるだけで良かったんだけど
    時折ふと虚しくなって自分の歩いてきた道を振り返る
    失った言葉とか手放した感情とか退屈な時間と記憶とか
    積み重ねて積み立てて雪崩て消えていく感傷の足跡とか
    見えなくなってしまったところで何も困りやしないんだけどね
    どうしても僕は日々の中に夢を見ることをやめられやしないんだ
    馬鹿みたいだって言葉は雑踏の中で誰かが誰かに言っているのを聞いたくらいで
    別に僕の人生に投げかけられた泥じゃないのにさ
    僕は僕にずっと否定の言葉を投げかけ続けてる
    目に見えているもので美しいものは
    この街の夕陽といつか遠い昔に語られた海の風景だけだ
    僕には本を読む術が無いんだけど物語に生きる人間には
    感情だけで心臓が動いてしまえる程の命輝く瞬間があるらしいよ
    僕には考えられもしないんだけれど
    考えてみたくなるよ、誰にも言わないけどさ
    だって馬鹿みたいだからね
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  • スレ主(lDmnYp)5月15日
    誰かに言われた訳じゃないのに頭の中では誰かの目だけがずっと恐ろしく光り輝いてしまっている
    僕の心臓は今も本当に動いているのかな
    いや、前も動いていたのかな
    繰り返す日常の中で空を眺めている内に
    一生が終わってしまって僕の物語は終わりそうだ
    そんなこと思ってしまっても少しだけ真新しいものが見てみたくて
    僕の足はあまり歩いたことのない道を選んで物語を探している
    そんな話をさいつかの君に読んで貰えたら、なんてね
    君に会うか分からないのに、君が誰かも分からないのに
    馬鹿みたいだね、多分君は、きっと君は笑うと思うよ