• T0bxsU5月28日
    返信先: @自分 どこまで行ったとしても──それが例え世界の果てであったとしても──彼女は人がいなければ存在できない『影』に過ぎない。

    それは彼女自身も理解していることだった。
    数多の人々、数多のものごとを見て、聞いて、しかし自分はそれらに関与することは無い。

    そう思っていた。

    ある時、彼女は奇妙な場所にいることに気づいた。
    そこには沢山の人がいる気配がしたが、誰一人として『彼女』が背後に憑くことは叶わなかった。
    それでいながら、その沢山の人々は見えないはずの影である『彼女』について語り、彼女が実在するかのように振る舞っていた。

    あるものは言った『"背後に憑いて廻るもの"は昔から存在していた』
    『不安定な存在に属性を与え、安定させ、定着させ「ってことはネコミミの炉裏っ娘でもいい……ってコt…(、´・ω・)▄︻┻┳═一     ( ゚д゚)・∵. ターン
    ………定着させるのに最も適したものは何か?

    ──それは『名前』だ。
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  • スレ主(T0bxsU)5月28日
    返信先: @自分 斯くして名も無き影、人の背後に憑いて廻るものに名前が与えられた。

    その名は……ここまで読まれた皆さまなら、もうすでにご存知のはずですよね?