OK
  • 返信先: @自分 僕は歌い声を張り続けます。家の中とはいえちょっといつもと違うことを言うと村の人が心配してやって来ます。だから兄さんはこのタヌキ呼びの時を狙って今僕にこんな話をしているのでしょう。
    「この村おかしいんだ。タヌキ信仰してんのなんてこの村だけだ。俺達は普通に生きよう」
    兄さんは僕の表情を読み取り静かな早口で説明してくれます。父さんと母さんの位牌を手に取ると、さっさとタヌキ様のステッカーを剥がして丸め畳に投げ付けました。
    何が普通なのか僕には今ちょっとわからないけれど、兄さんの言うことはいつだって正しかった。僕達は雪が降り頻る青白い夜を駆けた。
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