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未確認生物・ケサランパサランの突然変異体。
手のひらサイズで、信じられないほどフワフワ。真っ白な毛は、光の当たり方によって虹色にも青にも見える。
口はどこにもついていないが、乾燥させ粉末にした野菜をおしろいに混ぜて与えると、いつの間にか食べている。食事が終わってしばらくすると、毛の色が食べた野菜に近づいていることがある。
元は八重桜に宿る桜の精。
とある神様からのお願いを果たすため、天使となり、自分の支えるべき勇者を探していた。
そう──────貴方だ。
楽観的で陽気なお節介やきの彼・彼女とどう付き合っていくかは勇者次第である。
特技:お茶を淹れること。家事全般。
暇な時は、八重桜を使って桜の塩漬けを作っている。
見ていると何故か懐かしい気持ちになる子供用のお皿。
週に1度、リクエストされた思い出の料理を乗せて現れる。お店のパスタや家族が作ってくれたお弁当、あの日の少し焦げたハンバーグまで、どんな料理でも頑張って再現。
勇者達みんな元気でいてほしいという願いを込めて今日もせっせと料理を運ぶ。
仲良しであってほしいです。
脳筋一筋数百年。この世の全ては最終的に筋トレと喧嘩（物理）でなんとかなると思っている。
長々とした会話が苦手で口癖は「どいつを倒せばいいんだ？」
自身の考えが浅いことは自覚しているので主に絶対服従する。
ひょんなことから勇者を主と呼ぶことになったが記憶を取り戻す戦いには全く適正がないため料理担当に任命された。自慢の刀でリズミカルに野菜を刻む姿は案外楽しそうである。
初代の主に「戦闘狂かお前は！」と怒られたことから戒めとしてキョウと名乗ることにした。が、本当に戒めになっているかは言わぬが花だろう。
かつてこの地に君臨していた女神が大切にしていた装飾品
魔王との戦いで敗れた際に最後の力を振り絞り天使化させたもの
このティアラに認められた者は
この世界を再び救う勇者になれると言われている
悪夢の中に落ちた人を現実世界に連れて帰るのが日課の女の子。
帰り道には他の穏やかな夢の世界に立ち寄って、悪夢を忘れたタイミングで目覚めさせてくれる。
もしも悪夢のことが忘れられないときは起きてから一緒に温かい飲み物を飲もう。美味しいおやつも用意するね。
ふんふん、るんるん鼻歌まで聞こえてくる。
ご機嫌なのはいいこと！かわいいね！
みてる勇者まで嬉しくなっちゃう！
目が覚めると全ての記憶を失って天使になっていた。
「天使になったからには良いことをしなければならない」と考えた天使は、人々の忘れたい記憶を世界の果てまで運んで捨てる仕事？を始める。
名前はいらないと思った。特に必要ないから。
翼はリュックにあげた。少しでも沢山の記憶を運びたいから。
時間がたつと元は空色だったリュックは人々の想いでだんだん黒く染まっていった。それでも天使は記憶を運び続けている。
勇者の仲間になった今は、記憶を喰らう者に集めた黒歴史を投げつけている模様。
果たして本当にそれは食べられているのか？
それは記憶を喰らう者と神だけが知っている……多分。
天使の三角おむすび族、てんむすび天使。
お腹の空いた人を見つけ、てんむすびを差し出してくる。ちなみにはいってる天ぷらはえび天。
もちろんアレルギー対応も行っており、エビが無理な人にはその人が食べられるものを持ったおむすび天使を呼んできちんとケアをする。
たらこおむすび天使とは程々の仲。
どこか遠くのどこかの稲荷神に仕えていた五つの尾がある生き物。
稲荷神が居なくなった社を稲荷神が戻ってくる事を信じて長い間守っていたがとうとう社が取り壊され行き場を無くして光の世界に辿り着いたようだ。
行いの善い生き物に憑いていこうとする。
憑かれた者が善い行いをするとその者に良い事を呼び込む。
しかし一度でも悪行に手を染めると離れてしまい、その際に呼び込んだ福も一緒に離れるためその後の事など知る由もなし。
彼はきっと、ずっと猫なのだ。
いつからそれをしているのかわからない。
いつまで続けるのかもわからない。
焦点の合わないその瞳には何が映ってるのだろう。
虚空を彷徨うその手は何を求めているのだろう。
誰かが見つけてくれる保証もない。
明日終わるかもしれない。
それとも永遠に独りでこのままなのかもしれない。
それでも彼はー
彼は今日もヘソ天をして、貴方を待っている。
“早く遊んでほしいニャー！！！！！”