あたしメリーさん
こたつから出られなくて、今日はあなたの家まで行けないの

あたしメリーさん
あしたは月曜日よ

日曜日の夜ってどうしてこんなに寂しくなるのかしらね…

あたしこそがメリーさんよ！

あたしメリーさん
小説を書き終えて虚無になっているの

あたしメリーさん
今あたしメリーさんったーのみんなであなたの家に向かってるの

あたしメリーさん
課題を頑張ってるの

あたしメリーさん
お昼寝してからあなたのところに行こうと思ったら、もうこんな時間になってたの

いつからあたしがメリーさんだと錯覚していたのかしら？

あたしメリーさん
今あなたのところへ向かう途中でお土産にメリーチョコレートを買ったの

あたし、メリーさん
寒い日は花子さんに教えてもらった梅昆布茶を飲むのがマイブームなの。沁みるわ…
花子さんはあたしが教えてあげたハチミツ入りホットミルクを気に入ってくれたみたい。嬉しいな！

あたしはメリーさんかもしれないし、そうでないかもしれない…
言うなれば、シュレディンガーのメリーさん

あたしメリーさん
あなたはダレーさん？

あたし、メリーさん
marry me……なんてね

あたしメリーさん
あなたもメリーさん？え、そこのあなたもメリーさん…？

あたしメリーさん
あしたは花子さんと座敷わらしちゃんと貞子ちゃんと八尺さまとの女子会だから、あなたのところへは行けないの

あたしメリーさん
今からお昼寝するの

あたし、メリーさん
ランドセルを背負っていた小さな頃から、あなたの背後に立って毎日驚かせていたわね
今ではもう、背も抜かされちゃった
あたしの分まで、これからも大きくなってね

あたしメリーさん
お昼はニンニク増し増しラーメン食べるの
ドラキュラじゃないから平気なの

わたくしメリーさん
メリー様とお呼び

あたしメリーさん
ここに入り浸ってるからメリーさんからLINEがくる夢見たの
べ、別に怖くなんてないわよ
あたしはメリーだもの