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魔王ったー
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…………もし顔を見ても気づかれなかったらどうしよう。ヒントになる写真を懐に忍ばせておくか……
しかし我玉座に座りっぱだから結構寒いぞ側近よ!
もうちょっと厚手の外套とか……
えっ経費削減?第二形態に変化するとすぐ破けるから駄目?
我、魔王辞めようかな……
人間に壊されたあああ!!
危機と言うよりせっかく作ったのが壊されたショックがでかい。
ウサちゃん?余がウサちゃん??
内容はこんな感じ
<オレだよ>
「誰?」
<オレオレ>
「は?」
<勇者>
「は?」
<間違った笑 ダークドラゴン!>
<実は勇者に伝説の黒騎士の盾パクられちゃってさ〜>
<すぐネ○ポスで送ってほしいんだけど>
「…黒騎士の盾は地下にあるから誰にも渡してませんけど」
<えっ?そうだっけ?まあとにかく送ってよ!オレあれがないと困るんだよね〜>
「……襖でも盾にしとけ」
で、ダークドラゴンの城に襖を装備した勇者が現れたってわけ
この話、鉄板過ぎて何年でも語れるわー
魔王城周辺の天気はいつもこんなふうに大荒れだから帰省しちゃったかと思った
嵐に遅れをとるな!あたたかなスープを用意せよ!
よく来た勇者よ!出来れば来るなが本音だが──まあいい。急に剣を抜くなよ。ちょっと待ってくれ。カーテン裏にいるオーケストラへ魔王登場の曲に変えてもらうから。
ダメ元で何度か声かけといてよかったし、やっぱ無理強いはダメだなと思いました。
人間雑っ魚で~!本物の爆弾を見せてやるぜ!と意気込んで廊下に出た一歩目で落ちてた蝉に思いっきりびびらされる
やっぱね、どんな強くても不死身でも不意打ちは普通にびっくりするよね
大丈夫。僕は忘れないよ。合体してキングになったあの日。皆がいたから今がある。思い出して。僕らは最強のメタモルフォーゼなんだよ。
ps.ウチの愚息の方が強い。
これを見た先代に熱烈に送り出されて今火山地帯よ
思いっきり邪じゃん