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しりとりで小説作ったー
しりとりで小説作ったー
2022年7月9日に作成
#ネタ
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しりとりで小説を作りましょう!
多少話に整合性が取れなくても大丈夫!気軽にどうぞ!
NGは中傷など倫理に悖るもの
その他しりとりのルールに則っていないものや、単語のみもNGです
#しりとり
#小説
このTterはアーカイブのみ閲覧できます
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KYYLZS
2022年7月25日
少しだけ微笑んで、シオンは後部座席へ乗り込む。
ゼノが指紋認証システムを作動させ、ホバーヴィークルの反重力エンジンが再びかかり出す。
中庭から浮き上がったところで、事態に気が付いた執事がかけてくるのが見えた。
「いいのかい?」
答えがわかっていながら、ゼノは聞く。
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jtSzGp
2022年7月25日
「上の世界に行きたいんだね? いつも見上げている」と、ゼノ。「あそこまでは飛べないけれど、少しドライブしよう」。シオンを機体に促す。
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1G3Ai3
2022年7月25日
ぶどう色の瞳で彼女はゼノを見る。
ルックスも性格も素敵な彼にシオンは憧れているし、惚れている。が、それは顔には出ない。
この時ばかりは表情筋が固くて良かったと心底思う。
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XC7xfD
2022年7月25日
誰もいなかったはずの中庭に、反重力エンジンを唸らせて空色のホバーヴィークルからひとりの青年が降り立った。
「また、空を見ていたのかい?」
にこやかに問いかける青年の銀髪が、キラキラと太陽の光を反射して輝いて見える。
「ゼノ……」
消え入りそうな、けれどあたたかみを持った声で名前を呼ぶ。
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kspiff
2022年7月25日
高い高い空を中庭から見上げている少女がいた。
あぁ、自由になりたい…と手を伸ばす。
優しい風が吹き、腰まである茶色の髪が揺れる。
「シオン」
少女は振り返った。どうやら彼女の名前は、シオンというようだ。
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U3UoGm
2022年7月25日
一方その頃──別の世界、別の時代、別のキャラクター達が織り成す、全く違う物語が始まろうとしていた。
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t8E3zG
2022年7月25日
束の間、世界はぐにゃりと変異した。その結果、高田とハルカはあの日の白木屋にいた。ハタケヤマがジョッキを持ってくる。二人で乾杯をした。世界はすべてもとに戻った。二人は世界の片隅の居酒屋で、ささやかな幸せを祝った。
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TRVKXH
2022年7月24日
「高田くん、ナイス〜!」
ハルカは右手でグッドサインを作る。
「これで取り戻しやすくなったか?」と聞くと、彼女は微笑みながら頷いた。
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6CyHu1
2022年7月24日
「か、勝手に、何を考えている!?」と、高田の行動に気づくハタケヤマ。しかし、もう遅い。ガッチリ掴まれ、思い切り鬼ゴリラに向けて投げ飛ばされた。鬼ゴリラは避けることなく弾き飛ばそうとする。しかし、衝突と同時に突然、赤い光が輝いた!
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0ncfGs
2022年7月24日
「よ、よし!」と意気込む高田。だが、頼みの背負い投げは上手くいかない。どうすれば──と辺りを見渡すと、固まったままのハタケヤマの姿が目に入る。
(こいつを鬼ゴリラに向かって投げ飛ばしてみるか……!?)
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GzNzD/
2022年7月24日
「嘘だろ、もうハタケヤマがいる…」と高田は指をさす。
ここにいる全員が今の状況に驚いているようで、しばらく沈黙が続く。が、それを破ったのはハルカだ。
ビーナスを取り込んだお陰だろうか。
「高田くん。ひとまず、このゴリラ刑事を倒すよ」
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sfnlq/
2022年7月24日
「一時撤退だ!」高田はハルカを連れて、すぐそこにあった酒場に駆け込んだ。と、そこは白木屋、そこにはハタケヤマ。ハタケヤマも驚いて「そんなすぐ、来る?」と普段の口調を忘れる。ゴリも追って入ってきた。なんかまたこの状況!
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JzCbwk
2022年7月24日
高田はゴリラ刑事に背負投げをするが、やはり上手くいかない。
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gD8303
2022年7月23日
ハタケヤマはその様子を、ひとり白木屋のテーブル席に座り、タブレットで見ていた。氷の溶けたレモンサワーを一口飲むと、席を立って言った。「すべての終わりの時がきた」
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Lk2ULP
2022年7月23日
薄々気付いてはいたのだ。無意識に棍棒男を背負い投げた、あの時から。背負いの鬼。そう呼ばれた瞬間、高田は全てを理解した。そうだ、俺は──!
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6kVmZA
2022年7月22日
「ムダ、ムダ、ムダ、ムダ、ムダァー!」。指で弾丸をつまみ出す鬼ゴリラ。やはり鬼にしてゴリラ。フラグがやばいと思ったら、一気に距離を詰められる。振り下ろされる拳。弾かれるように離れて逃げる二人。ハルカが唐突に叫ぶ。「何とかして! あなたも『背負の鬼』なんでしょう!」
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jL4wqS
2022年7月22日
「でも、ハルカはビーナスを取り込んでるんだろ?あいつ、強いし大丈夫だ!」
「も〜〜っ!!!それも!それも、フラグなの!高田くん!今は喋んないで!」
ハルカにそう告げられ、高田は落ち込む。
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PkfCcO
2022年7月22日
いきりたつ人間ゴリラ刑事……もとい、鬼ゴリラの頭を撃ち抜くハルカ。
「やったか……!?」
「高田くん、変なフラグ立てないで!」
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ゼノが指紋認証システムを作動させ、ホバーヴィークルの反重力エンジンが再びかかり出す。
中庭から浮き上がったところで、事態に気が付いた執事がかけてくるのが見えた。
「いいのかい?」
答えがわかっていながら、ゼノは聞く。
ルックスも性格も素敵な彼にシオンは憧れているし、惚れている。が、それは顔には出ない。
この時ばかりは表情筋が固くて良かったと心底思う。
「また、空を見ていたのかい?」
にこやかに問いかける青年の銀髪が、キラキラと太陽の光を反射して輝いて見える。
「ゼノ……」
消え入りそうな、けれどあたたかみを持った声で名前を呼ぶ。
あぁ、自由になりたい…と手を伸ばす。
優しい風が吹き、腰まである茶色の髪が揺れる。
「シオン」
少女は振り返った。どうやら彼女の名前は、シオンというようだ。
ハルカは右手でグッドサインを作る。
「これで取り戻しやすくなったか?」と聞くと、彼女は微笑みながら頷いた。
(こいつを鬼ゴリラに向かって投げ飛ばしてみるか……!?)
ここにいる全員が今の状況に驚いているようで、しばらく沈黙が続く。が、それを破ったのはハルカだ。
ビーナスを取り込んだお陰だろうか。
「高田くん。ひとまず、このゴリラ刑事を倒すよ」
「も〜〜っ!!!それも!それも、フラグなの!高田くん!今は喋んないで!」
ハルカにそう告げられ、高田は落ち込む。
「やったか……!?」
「高田くん、変なフラグ立てないで!」