もう今月中にサ終してしまうゲームがある。そのゲームの世界観やシナリオは、私のこの短い人生において最高の感動を与えてくれた、素晴らしいものだった。
そのゲームはあるチャイナゲーのリメイク版で、私がこのゲームに感動し原作をやろうと思った頃には、もう既に原作のチャイナゲーの日本版はサ終していた。
だから私はリメイク版に配信されているシナリオのごく一部分だけ楽しみながら、たまに少しだけ追加されるシナリオを待ちつつ、呑気にログボ無料石でガチャを回しまくっていた。
それがもうすぐサ終する。

もし私が石油王だったなら、このゲームに金を出して無理矢理にでも続けさせる事が出来たかもしれないのに。
私は障害児として産まれたが、自分の産まれや弱さを恨んだ事なんか殆ど無かった。
この時が、初めてだった。