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そんな趣味人のおっさんは旅行の話や趣味の話を職場の人にするのが好きだ。「こんなところへ行ってきたんだ!」「俺はこんなことを知ってるぞ!」皆適当に流しているか、怨念のこもった瞳をしている。
おっさんは閑職ばかりしていたからできない仕事は他人に任せるという、大変効率の良い仕事をする。そして自分は雑用を時間をかけてすませ、余った時間はスマホを眺めている。おっさんは長く生きていた自分には経験がある、と自負している。サボり方の経験値を積んでいるということだろうか。
おっさんは人の失敗は重箱の隅をつつくように指摘する。でも自分の失敗は顧みない。なんとかなるさ、とどこかで思っている。誰かがなんとかしてくれている。そして仕事の話には興味がなく他人のプライベートに興味津々だ。
おっさんはプライドが高く、自分より生活水準が低い人を小馬鹿にする。特に年配で独身の人はどんなに仕事を頑張っていようが小馬鹿にする。
昔話ならそろそろ何かあってもおかしくない。おわり -
タイトル「完璧なおっさん」
会社に悪い意味で完璧なおっさんがいる。若い頃から仕事を真面目にしてこなかったため、おっさんになった今でも仕事ができない。万年ヒラ。勤続40年の少なくとも約1/3は閑職に従事しており雑用が大変好きだ。
おっさんは勝手に長期休暇を取り残された人の気持ちも考えず旅行に行く。おっさんは鼻つまみ者だが、昭和の時代に入社したのでちょっとだけ小金持ちだ。仕事をしないのでミスもしないということで解雇されずにいる。良い感じの住宅地に綺麗な家を建てて、ダメ男好きの嫁に飼われてとても幸せそうにしている。ダメ男好きの嫁はスペックが高く、子供たちも良いところに就職し独立したことをおっさんは自慢する。おっさんは地域が大好きで趣味も大事にしている自由人だ。俺の生きる道は趣味と地域だと言わんばかりに、仕事を粗末にしている。