• 「舞台上のキセキ」読了
    基本はキラキラしたアイドルものなんだけど、同じくらいシリアスだった。あと伏線すごい。
    記憶喪失の主人公玻璃が、憧れのアイドル「ダイヤ」に会う為に活動を始めるというあらすじ。
    最初に玻璃がアイドルやりたいですって芸能事務所の扉を叩く場面があるんだけど、もうそこから仕込まれてたんだなと思う。
    玻璃はライバルから「アンタは『偽物』だよ」と言われて憤慨していたけれど、それが手がかりとなって「かつて自分がトップアイドル『ダイヤ』だったこと」を思い出す場面に繋がるんだよね。
    しかも、思い出したきっかけが公演中の舞台装置の事故っていう、玻璃が記憶喪失になってしまった原因であることも皮肉だなーって感じた。
    過去の栄光と現在の間で葛藤するけど、それらを全部ひっくるめてアイドル人生を歩む決断をした玻璃は格好良かった。
    つまり何が言いたいかっていうと、玻璃くんめっちゃかっこいいってこと。