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リレー小説ったー
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Tter主(b51Qvx)2月10日真っ白な皿の上に、たい焼きが置かれている。 -
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私はそれをおもむろに掴んだ。 -
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———はずだった。 -
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幻を見ていただけで、それは目玉焼きだった。 -
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目玉焼きはどうやって食べるのが最適かで論争になる食べ物だ。 -
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中濃ソース、醤油、ケチャップ。シンプルに塩コショウ。
最近は妖精の粉をかけて食べる強者もいるらしい。 -
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まあ俺は何もつけない派だけど。 -
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インターホン越しに見るその顔は、見覚えがあった。 -
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いつも配達をしてくれる"シロクマ宅配便"の配達員だ。
爽やかな笑顔で「配達に来ました」と涼やかな声で伝えて来る。 -
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(=・・=)(おばあちゃん) -
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私はサインを書くためのボールペンを取りに部屋へ戻った。 -
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ふわふわしていながらも、程よくしわの入った頬。
近所に住む彼女は時々作りすぎたからといって、
おかずを持ってきてくれるのだ。 -
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そしてふとテーブルを見るとそこにあったはずの目玉焼きがこつぜんと消えていた。 -
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そしてその事に気づく間もなく何者かに背後をとられ… -
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∑ヾ(;゚□゚)ノぎゃああああ!!!!! -
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叫んだのは配達員だった。
それに驚きつつもふと後頭部に手をやった。 -
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そこにあったのは…無くなったはずの目玉焼き -
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嬉しさのあまりふと、涙がでてきた。 -