• u4v8df3月14日
    刎頚の友の故事が好き
    中国の春秋時代、歴戦の名将である廉頗は、弁舌のみで上柳(大臣並に偉いらしい)に上り詰めた藺相如を快く思っていなかった
    それを知った藺相如は病気と称して外にあまり出なくなったが、廉頗を恐れての振る舞いではなく「廉頗と自分が争っては敵国の思うつぼであり、国のために廉頗の振る舞いを見逃している」のだった
    廉頗はこの話を知ると鞭を持って藺相如のもとへ行き、「あなたの真意に気付かず無礼な振る舞いをしてしまった。どうか気の済むまでこの鞭で私を打ってくれ」と藺相如に謝罪したけれど、藺相如は「何を仰る、将軍がいてこその趙の国だ」と、廉頗を許した
    廉頗は感動して「あなたにならばこの首をはねられようとも悔いはない」と言い、藺相如も「私もあなたにならば喜んでこの首を差し出す」と言った
    こうして二人は互いに相手のためなら首を刎ねられても構わない、刎頚の友になったという
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