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帰宅したらランドセルが。僕は喜び跳ね回った。これから毎日、新しい友だちとたくさん遊び、たくさん世の中を知る勉強ができる。毎日、階段の上り下り、同じ話の繰り返しに飽きたところ。
家族は、後日、お礼参りに神社へ行こうねと話した。小学校は隣の町だ。
毎日過ごした場所だからな、お参りくらいしようと、僕も思った。
「いいかい、ちゃんとお礼を言うんだぞ?これから学校で過ごします。今まで有難うって
何故か真剣な顔の大人たち。神社につく。駆け足で階段を上がると、先に幼なじみがいた。僕は家族とお参りに来た話をした。幼なじみは、それなら先に鈴を鳴らさないとと笑った。
ならない鈴が鳴り響く。後ろから来た大人が、懐かしそうに話す、
「ああ、良かった。元気だったんだね!
神社は子どもの秘密基地だ。その日、僕は7つ目を知った。大人になったら、家族を連れてまた来るよ。
神様、今まで有難う。 -
田舎には遊ぶ場所がない。親は神社に連れて行くのが風習。年はバラバラ。いつの間にか幼なじみになる。なれてきたら、自分たちで遊びに行く。知らない年長者から伝わる遊び。階段でグリコ、アヤトリ、竹とんぼ。代々の話。
「この神社、七不思議あるんだよ。
①鳴らない鈴
②いつも5円玉がある賽銭箱
③渇きの階段石
④光る狛犬さんの眼
⑤御守ドングリの木
⑥鳥居の別世界
帰宅して家族に話すと
7つ目は秘密が鉄則だよねと笑う。
成長して文字が読めるようになり、小学校入学前の準備に追われた。神社に集まる人は少ない。幼なじみと2人。ある日、七不思議を調べた話をした。
①錆、②誰もあげない、とらない③④石の種類⑤ドングリの数珠の名称
「じゃあ、⑥は?
「子ども時代の秘密基地とでも、言いたいんだろう