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魅力的なキャラと群像の物語をごっちゃにしないで上手く絡ませてるように感じる。セカイ系とは明らかに違う系譜の英雄譚だと思う。(セカイ系も好きですが。)
清国側の丁汝昌や李鴻章も安易に愚かな旧世代者として描かずきちんと重々しく貫禄を見せてくれて凄くいい。それと、高陞号での「群衆の怖さ」の描き方がえぐくて良い。清国側のシーンがもっとあっても良いぐらい。(なお尺)
あと馬が毎回良い。今回も凄いシチュエーションで多彩な動きを見せてくれて感謝……。 -
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超余談だけど、好古の通訳である熊谷さんが、世が世ならば一角の武将かと思わせる胆力と乗馬スキルを見せてくれるのじわじわくる。端役一人一人までエネルギーがありすぎるw -
元々の司馬遼太郎の論調が戦争に否定的なのもそうなんだけど、その大事な部分を活かして映像化されてるのでは。
東郷平八郎の高陞号砲撃について、合法であるとしつつも伊藤博文と山本権兵衛からの追及はきちんと描き、東郷のよくも悪くも一刻者な所も描き、最終的に山本権兵衛がそれも良しとして、現代とは戦争に対する捉え方が違うことを示す。
でも高陞号乗員の集合写真や旅順会戦の凄まじさや「勝ったのは日本が強いのではなく清国兵の戦意が低いせい」と冷徹なナレーションで、戦争の忌々しさ等をアピールする。見ていて引き込まれる。