• WlI4id11月9日
    既存のものを風刺する、というお決まりの歌詞を持つ楽曲に、思いっきりクラシック音楽が使われているという矛盾。

    「既存のものなど興味ない、あんた誰」なんて言うなら、クラシック音楽を使わないでほしいです。
    独自でハイレベルのものを作れないのに、遥かに優れたものを持ってきて風刺したりおちょくったり、そんなことがよくできるなあと思う。

    ところで、「流行りもの」というのは、結局のところ「既存のもの」の耐久勝負で、それこそ現状への拘泥であり新しさへの拒絶です。
    いま流行に乗っかってる有象無象は、いわばひとつの群のようなもので、人々の記憶には個々の独立した存在としてではなく、うすらぼんやりとした「群」として思い出される存在にすぎません。

    目立ちたがり屋だらけの時代。
    本心では何かに秀でたいのに、それが出来ないから、悪目立ちすることを選んでる人達からすれば、そこまでしたのに「群の一部」でしかないなんて、とても不本意なことだと思うのですが……