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終末世界ったー
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AQbG4K
11月10日
2024年11月10日、日曜日。
突如現れた黒い穴のようななにか。それは触れたもの全てを驚異的な速さで飲み込み、膨張していった。その膨張スピードは変化せず、黒いなにかが世界の全てを飲み込むとき、丁度11月11日の0時になるのだという。
それを"月曜日"と呼ぶ者もいた。
突然、続々と身の回りの全てが虚無になっていく。我々はなす術もなかった。
崩れ落ちて泣き叫んだり、不条理を嘆いたりする者もいれば、どうにか助かる方法を探す者もいた。
それが発生した時点では時計の針が午後6時を回ったばかりだったが、今では10時12分。
私の寿命もあとわずかかもしれない。窓を見れば、黒い塊が段々と押し寄せて来るのが見える。
こんなものを打ち込んだところでなにも変わらないことは解っているが、なにも残さず飲み込まれるのも癪だ。強いていえば、消えるならもっといろいろやりたいことをやってから消えたかった。金曜日に詰め込んだスケジュールを消化したかったし、土曜日に先送りにしt
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突如現れた黒い穴のようななにか。それは触れたもの全てを驚異的な速さで飲み込み、膨張していった。その膨張スピードは変化せず、黒いなにかが世界の全てを飲み込むとき、丁度11月11日の0時になるのだという。
それを"月曜日"と呼ぶ者もいた。
突然、続々と身の回りの全てが虚無になっていく。我々はなす術もなかった。
崩れ落ちて泣き叫んだり、不条理を嘆いたりする者もいれば、どうにか助かる方法を探す者もいた。
それが発生した時点では時計の針が午後6時を回ったばかりだったが、今では10時12分。
私の寿命もあとわずかかもしれない。窓を見れば、黒い塊が段々と押し寄せて来るのが見える。
こんなものを打ち込んだところでなにも変わらないことは解っているが、なにも残さず飲み込まれるのも癪だ。強いていえば、消えるならもっといろいろやりたいことをやってから消えたかった。金曜日に詰め込んだスケジュールを消化したかったし、土曜日に先送りにしt