• ZYFhJs1月16日
    友情を謳った白楽天の漢詩を一つ
    「八月十五日夜禁中独直対月憶元九(八月十五日夜 禁中に独り直し 月に対して元九を憶う)」
    これは左遷された友人を想った詩なんだそう
    詩の訳としては
    「白金作りの楼台も、黄金づくりの宮殿も、日が落ちて静まりかえっている。私は独り翰林院に宿直して、君のことを想っている。
    さっき出たばかりの十五夜の月の色を、二千里の彼方にいる君もしみじみと眺めているだろうか。君がいる江陵の渚宮の東面では川面に夜霧がたちこめて、さぞ冷ややかだろう。
    私が今いる宮中の浴殿の西側では時を告げる鐘の音や水時計のしたたる音がしみじみと響いているよ。
    だがひょっとして、君はこの澄んだ月の光を、私と同じように見てはいないのか。
    江陵は土地が低く湿気が多く、秋の空は曇っているというから…」なんだって(漢詩の朗読HPより)
    遠く離れ、同じものを見ていないかもしれなくても、友を想う気持ちが良いなって
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