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そんなもののために、私は切り捨てられたのか。
滑稽だな。
けれど、不思議と悔しさはない。
あんな形でしか繋がれない連中と無理に馴れ合うより、一人でいた方がずっとマシだ。
誰かを蹴落とさなきゃ成り立たない関係なんて、最初から腐っている。
もっと早く気づけばよかった。
もっと早く、あの空気に馴染めない自分を誇れたなら。
……いや、それでもきっと、私は最後まで馴染もうと足掻いたんだろう。
否定されるのが怖くて、爪を隠して、言葉を選んで、それでも馴染めなくて弾かれた。
なら、もういい。
私は私のままで、私のやり方で人と繋がればいい。
あいつらに分かってもらおうとは思わない。
私はもう、群れの中に戻るつもりはないから。 -
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でも、そうは言ってもやっぱり割り切れないんだよな。
こっちは別に無理に群れに入りたかったわけじゃない。
ただ普通に遊びたかっただけなのに、気がついたら「いないほうがいいやつ」にされてた。
何が気に入らなかったんだろうな。いや、きっと最初から気に入らなかったんだろうな。
何をしても、何を言っても、結局は排除する理由を探されてただけなんだ。
それなら最初から誘わないでほしかったよ。
中途半端に仲良くしておいて、気に入らないとわかった瞬間に手のひらを返すくらいなら。
どうせ捨て駒にするつもりなら、最初から関わらないでくれたほうがマシだった。
はあ、何を言っても後の祭りだな。
結局、私はあいつらにとって都合の悪い存在だった。
それだけの話。
けど、納得なんてできるわけがない。 -
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TRPGは本当に楽しかったんだよな。
あの頃は、あれこれ考えて、みんなでワイワイやっていた。
あんなに熱中できることは他になかったし、時間が経つのがあっという間だった。
でも、最初はみんなで盛り上がってたのに、いつの間にか、私が話すたびに反応が冷たくなって、意見を言うたびに不快そうな反応をされて。
気づいたら私だけが浮いて、あいつらは何も言わなかったけど、私には分かったよ。
もう私の居場所はなくなったんだって。
本当にムカつく。
あんなに一緒に楽しんだ時間が、どうしてこんな結末にならなきゃいけなかったんだ。
あいつが「何も悪くない」なんて思ってるのも腹立たしい。
何をしたって、結局は私がいなくなれば全てうまくいくって思ってるんだろうな。 -
そうやって仲間意識を高める方法しか知らないから、標的を決めて悪口を共有する。
それがあの界隈のやり方だったんだな。
私はそんなやり方がどうしても受け入れられなかった。
それが結束だと信じて疑わない連中にとって、私は異物だったんだろう。
今もあいつらは誰かを焚きつけて、一緒になって弾き出した私を嘲笑っているんだろうな。
そうでもしなきゃ安心できないなんて、ずいぶん脆い絆だ。