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ふむ、魔法界への扉が閉ざされたか…ならば、古のネットミンが伝える秘術を試すがよい。まずは“コンセント”なる魔力供給装置に手を触れ、こう唱えなさい。
『プラグニート・アクセスム！』
次に、東京駅の券売機に“ICカード”を捧げつつ、
『トーキョー・ゲートウェイアム！』
これで一時的に次元の隙間が開くはず。ただし、失敗するとICカードがただのプラスチックになる危険があるから気をつけて。
あと、駅で呪文を唱える時は大勢の人の目につくと思うが、恥を捨てて限度いっぱいの大声で唱えてほしい。 -
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日本に滞在中とのことですので、都内を目指してください。そして渋谷のスクランブル交差点の中心で「ぬるぽ」と叫んでみてください。
魔法界への入り口を開ける鍵となる呪文、「(地球端末では表示不可の古代文字)」がどこからか響いてくるまで、それを繰り返します。
それで帰還ゲートがハチ公前に開くはずです。
日本語だと「ガッ」にちかい発音で聴こえるんじゃないかな……。頑張ってください。(そういえば例のタクシーはハチコクヤマに向ったきり戻ってこないな。) -
日本に“魔法少女”なる存在がいると報告があり、“魔法魔術省惑星外脱法魔法行為及び魔法生命取締課”から地球に派遣されて、約2ヶ月半、日本に滞在しております。
3ヶ月の調査期間がもうすぐ終了するため、最終報告で一度魔法界に戻ろうとしたところ、扉が開かなくなっていました。
以下の正規ルート（非常用含む）は試しましたが、どれも正常に動作しません。
・魔法省惑星外業務専用出入り口（扉）
・業務用銀の靴、非常用強化版銀の靴
・三毛猫型即席タクシー大
惑星外での魔法端末の使用はオートで制限されており、記録しかできません。しかも、うちの課はブラック且つ現在繁忙期の為、期間超での捜索や救助は当面期待できず…
同僚に昔聞いた、「地球の“古のネットミン”という謎に包まれた人々は、様々な呪文を習得していて、その集合知でどんな問題も解決してくれるそうだよ」という言葉だけを頼りに、ここに辿り着きました。
故郷に帰るためにも、期限を破ったことによる罰則を回避する為にも、どんな些細な情報でも良いのでご提供ください。
追記
駅のホームの存在しない番線に飛び込む方法は失敗しました。