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星は見えなかった、月は海に沈むことなく雨にその身を隠してしまったけれど
僕は空が飾り忘れた月を君のいつもの、いつもどおりのその表情の中に見つけた気がしたから
いいんだそれで、僕は君の事やっぱり好きだよ
馬鹿みたいだけれど昔よりずっと君の事が好きだということが理解った気がする
愛することは出来なくとも君はただ一人の僕の理解者だったから
僕は君を描く事にした、どうにもならない人生だったけれど
この先も続いていく無意義で無意味な人生のその続きを
君を描いていく事で終えられたらと思うんだ
まるで昔の君の人生をなぞってるみたいで面白いね
綺麗なものだけを集めて過去に敷き詰めたらきっと記憶は色を失う事無く
何度命を巡っても君と僕を繋げてくれる気がする
そういうの昔の僕は嫌いだったんだろう、きっと君は驚くだろうな、いやそうでもないのかな -
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また今日という特別な日が過ぎたら
平凡で心を痛ませる日常が僕にこの世の終わりみたいな美しい風景を見せてくれるんだろうから
この心臓が君の為に動くことを止めるまで
この記憶が君を留めて置けるまで
僕は君との思い出を紡ぎ続けようと思う -
本当はもっと語るべき言葉が沢山あるのだろうけど
もう心も言葉も過去も未来も使い古してしまったから僕は今あるものだけに目を向けた
ありふれた科白なんだけどね、でもそれが心地よいから僕はそれでいい
日付が変わる前に家を出て車を迷わず海まで走らせて
時刻が0時を回る頃には砂浜に足を埋めて海に身を投げた
空を見上げたら雨が降ってきて、冷たくも泣きたくなる程の優しい雨だったから
僕は思わず君に話しかけた、だってさ君は来てくれるようなそんな気がしていたから
諦めてはいなかった、そんな言葉を言ってしまえば君は信じていなかった癖にと笑うだろうけど
本当だからさ、信じてなくても僕は君が僕を信じてくれてるって理解ってるんだ
だって君は僕の理解者だから